プロレスの醍醐味!デカいレスラーのぶつかり合いが熱い全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル」2018年大会

 

2018年、全日本プロレスチャンピオンカーニバル」が熱いですね!

プロレスラーが小型化している現在、これだけの重量級・大型レスラーが揃って激しい試合を見せてくれると、やはり見応えがありますね。

世界の巨人ジャイアント馬場さんが1972年に旗揚げした全日本プロレスは、海外のトップレスラーを馬場さんやジャンボ鶴田といった大型選手が迎え撃つという、プロレスの王道、醍醐味を感じられる団体でした。

チャンピオンカーニバルは旗揚げ当初から続く歴史のある大会で、毎年春に開催される為「春の祭典」と呼ばれています。

ここで1973年第1回大会の出場選手の名前と身長、体重を挙げてみます。プロレスラーのデータはその時々で違いますので数字はご参考まで。当時のプロレスラーのサイズ感はわかるのではないかと思います。

 

第1回チャンピオンカーニバル出場選手(身長・体重)

 

190cm以上が5人、120kg以上が8人いますね!

ちなみに現在のプロレス業界は新日本プロレスの一人勝ちと言われていますが、新日本プロレスのトップレスラー達の身長、体重も挙げてみます。

 

 

今の時代のニーズもありますのでサイズが大きい事が必ずしも良い訳ではありませんが、単純に比較するとやはりレスラーはかなり小型化、スリム化しているのがわかります。唯一の190cm越えのオカダ・カズチカ選手はトップを担う運命にあるのでしょうか。それにしても中西学選手はやはり規格外ですね(笑)

 

そんな、レスラー総スリム化時代に全日本プロレスは「よくぞここまで!」というほど大型選手を集めてチャンピオンカーニバルを開催、大型選手同士のぶつかり合いを見せてくれています。

2018年チャンピオンカーニバルの出場選手を挙げてみましょう。

 

 

いやあ、書いていて楽しくなりますね(笑)

ジャイアント馬場さんは大きい選手が好きだったと言われていますが、昨年度覇者の石川修司選手は195cm・130kg、開幕戦では120kgの火野裕士選手と激しいぶつかり合いを見せてくれました。

サイズとしては小さいですがパンパンに鍛え上げた体が印象的な鷹木信悟選手、四天王プロレス時代から活躍する文句なしの優勝候補である丸藤正道選手、新日本・WWE経験者である世界のヨシタツと、皆が一癖も二癖もあるチャンピオンカーニバル2018年大会から目が離せません!

 

プロレスファン必携、プロレスラー名鑑はこちらです。

 

 

 

 

馬場元子さんが天国のジャイアント馬場さんの元へ・・・

www.nikkansports.com

全日本プロレスの創設者、世界のジャイアント馬場さんの奥様、元子さんが亡くなられたそうです。

 

現在の全日本プロレス社長、秋山準選手もこの件についてツイートしています。

 馬場さんが亡くなり、三沢光晴武藤敬司を経て元子さんが最後に全日本プロレスを託したのが秋山準選手でした。

馬場元子夫人「全日本を預けるなら秋山君しかいない」

つい先日、ジャイアント馬場さんの親友だったブルーノ・サンマルチノの訃報を目にしたばかりでしたが・・・また一人、昭和プロレスの関係者が旅立ってしまいました。心よりご冥福をお祈り致します。

 

ネェネェ馬場さん

 

ジャイアント馬場甦る16文キック 第1巻 (SJムック)

ジャイアント馬場甦る16文キック 第1巻 (SJムック)

 
ジャイアント馬場甦る16文キック 第2巻 (SJムック)

ジャイアント馬場甦る16文キック 第2巻 (SJムック)

 
ジャイアント馬場甦る16文キック 第3巻 (SJムック)

ジャイアント馬場甦る16文キック 第3巻 (SJムック)

 
ジャイアント馬場甦る16文キック 第4巻 (SJムック)

ジャイアント馬場甦る16文キック 第4巻 (SJムック)

 
ジャイアント馬場甦る16文キック 第5巻 (SJムック)

ジャイアント馬場甦る16文キック 第5巻 (SJムック)

 

 

 

新日本プロレス 4月1日 「サクラジェネシス」 観戦雑感 革命戦士・長州力以降のプロレス

4月1日、両国国技館に於いて開催された新日本プロレス「サクラジェネシス」大会は、第1試合からバレットクラブ同門対決という、メインでもおかしくないような試合で大いに盛り上がりました。試合はヤングバックスがシャープシューターで裕二郎・チェーズオーエンズに勝利。マットがチェーズにシャープシューターを決めているところにニックがロープ越えのフェイスクラッシャー、リング中央に引き戻して締め上げ、チェーズはギブアップ。ヤングバックスが貫禄の勝利を収めました。

 

number.bunshun.jp

かつてザ・グレート・カブキはインタビューに答えて長州力と維新軍のことを、

「長州がせっかくいいサソリを決めているのに、パートナーがやられている相手の背中にエルボーやトップロープからニーを落とす訳、そうすると俺なんかは“馬鹿だなあ、せっかくのサソリを自分たちで殺しちゃってるじゃない”って。そういうところで“こいつらわかってないんじゃないのか?”って。」

と言うような事を話していました。

プロレスの必殺技とは、それが決まれば必ず試合が終わる、問答無用のフィニッシャーとしてレスラーが大切に作り上げていくものです。昔ながらのアメリカンプロレスでは、マットがシャープシューターに入ったところでニックは手を出さず、立ちはだかるようにしてチェーズがギブアップするのを待っている、これが一般的です。もしかするとマットのシャープシューターがいかに強力か、チェーズと観客に悪態をつきアピールするかもしれません。

かつての日本のプロレスはそんなアメリカンプロレスでしたが、それを変えたのが長州力率いる維新軍です。維新軍は相手の技を受けず一方的にスピード感のある攻めを見せる、所謂「ハイスパート」なレスリングを展開、それまでのプロレスの常識を変えてしまいました。

他のレスラーからは反発もありましたが、何より観客が熱狂的に長州のスタイルを支持し、それを受けて天龍源一郎は長州全日本離脱後に天龍革命をスタート、どの会場で誰が相手でも全力のハイスパートレスリングを見せるようになり、そんな天龍と戦うことによってその怪物性を目覚めさせられたジャンボ鶴田と、その壁を越えるべく立ち向かっていった三沢光晴小橋建太川田利明田上明の4人による至高の戦い「四天王プロレス」へと繋がっていった訳です。

お互いの必殺技が決まってもカウント2.9で返す命をかけた応酬は、「これでダメならどうすれば勝てるんだ?」と観客を熱狂させ、必殺技の更に上の何かを期待させる、激しいプロレスへと進化していきました。

プロレスのあり方は時代に合わせて変わっていき、今は新日本プロレスの「ストロングスタイル」が全世界に広がっていますが、その一方で技や試合の危険度が増し、リング上での事故による負傷欠場も多くなっています。長州力は観客から笑われることを嫌いますが、それはプロレスが危険なもので、常人では考えられないくらいの練習量に裏付けられた戦いである、という考えから来るのではないでしょうか。ニックのシャープシューター(サソリ固め)を見て、長州維新軍から続くプロレスの系譜を見た思いでした。

 

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4月6日発売!Gスピリッツvol.47はジャパンプロレス特集!長州力と谷津嘉章が表紙です

プロレスファン必読、Gスピリッツの最新号はなんと、ジャパンプロレス特集です!

 

 長州小力の出現で「切れてないですよ」のフレーズが一人歩きしたり、滑舌の悪さをいじられたりしている長州力選手、かつては「維新軍」として一世を風靡した事を皆さんはご存じでしょうか。長州をリーダーにアニマル浜口谷津嘉章、キラーカーン、小林邦昭寺西勇、そしてマサ斉藤という「これぞ男!」というメンバーが集まりアントニオ猪木藤波辰巳初代タイガーマスクら当時の新日本プロレス正規軍に喧嘩を売った、所謂反体制のヒーロー達は当時のプロレスファンの心を鷲掴みにしました。ざんばら髪を振り乱してアントニオ猪木藤波辰巳に立ち向かっていく長州力の姿を見て、自分を曲げない、大衆に阿らない男の格好良さに当時のプロレスファン達は自分を重ねて陶酔し、熱狂的に支持しました。あの頃の長州はほんとにかっこよかったなあ・・・そんな長州率いる維新軍はその後、新日本プロレスを飛び出し新たな団体「ジャパンプロレス」を結成、活動の場を全日本プロレスに求め業務提携という形で新たな戦いに身を投じていきます。今回のGスピリッツはそんな「ジャパンプロレス」の特集です!これは買わねば!

ジャパンプロレスは1983年の新日本プロレス興行発足に端を発し、その後の長州力ら維新軍の移籍によって一大勢力となりました。その後のプロレス業界は発展と衰退を繰り返し、現在はブームと言っても過言ではない状況ですが、現在のプロレス界でジャパンプロレスを例えると恐らく、内藤哲也率いる「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」が最も近い存在ではないかと思います。

入門以来、常に藤波辰巳の後塵を拝していた長州力が、メキシコ遠征でUWAのタイトルを奪取し帰国後の猪木・藤波とタッグを組んでの6人タッグマッチで藤波辰巳に噛みつき、かの有名な「噛ませ犬」発言!これを機に長州力はスターダムを瞬く間に駆け上がり、長州人気は一気に爆発します。

内藤哲也もくすぶっていた期間が長かったですが、メキシコ遠征で「ロス・インゴベルナブレス」と出会い、帰国後の自由な戦いと発言により現在の爆発的な人気を得る事となりました。ジャパンプロレスを現在のプロレスに例えると、内藤哲也がLIJのメンバーを引き連れて新日本プロレスを脱退し、ライバル団体、例えばWWEにジャンプ、移籍する、というのが最もイメージに近いかもしれません。考えただけでワクワクしますね!

正直、当時の長州力を知るファンとしては、バラエティでいじられている長州力、というのが信じ難く、それほど当時の長州力は圧倒的存在感、アンタッチャブルな存在だった訳です。今回のGスピリッツには残念ながら長州力のインタビューは掲載されていないようですが、最近のプロレスを見てファンになった方々にもこれを機会に長州力を、そして一世を風靡した維新軍を知って頂きたいと思います!

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飯伏幸太とケニー・オメガに泣かされた・・「STRONG STYLE EVOLVED」新日本プロレス・ロングビーチ大会

新日本プロレスロングビーチ大会「STRONG STYLE EVOLVED」、平日午前9時から配信というハードスケジュールでしたが「新日本プロレスワールド」で観戦しました!結論から言いますと、本当に素晴らしい大会でした・・!

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会場のウォルター・ピラミッドはその名の通り外観はまさにピラミッドそのもの、入場者数は4,372人札止め!画面越しにも客席がびっしりと埋まっているのが確認できました。試合は全9試合で新日本プロレスの主力選手がほぼ全員参加、新日本プロレスの海外進出に対する本気度が伝わってくる大会となりました。

中でもメインイベントのゴールデン☆ラヴァーズ VS ヤングバックスは、アスリートとしてもドラマとしても最高級の試合で、早くも2018年のベストバウトの可能性あり!飯伏幸太ケニー・オメガのドラマにバレットクラブ「ジ・エリート」の複雑な人間関係と感情が渦巻き、驚きや感動やいろいろな感情を感じさせてくれました。「戦うソープオペラ」WWEでもここまでのドラマはなかなか無いのではないでしょうか。

新日本プロレスは最強の選手達による最高のコンテンツをプロレスの本場・アメリカで見せた訳であり、これはWWEへの強力な宣戦布告?LA道場も新たに開設し西海岸での興業は定期的に開催していますが、もし東海岸、特にニューヨークでの大会が開催される事があれば、まさに新日本プロレスによるWWEへの侵攻?WWE中邑真輔AJスタイルズ、プリンス・デヴィッド、カール・アンダーソンと多くのレスラーを新日本プロレスから引き抜きましたが、逆に新日本プロレスクリス・ジェリコレイ・ミステリオというレジェンドクラスのレスラーを取り込み、表面上、両団体は持ちつ持たれつの関係を守っているように見えます。WWEストロングスタイルを取り込み日本のマーケットをターゲットにしている一方、新日本プロレスは逆に「ソープオペラ」の一面を取り込み世界進出を狙っているという事が、今回の「STRONG STYLE EVOLVED」のマッチメイクにも現れているのではないでしょうか。

次回、新日本プロレスのアメリカ進出は7月7日、サンフランシスコ大会が決定となりリング上から発表されました。バレットクラブの愛憎劇はどのような展開になるのか、今回もヒートを買いまくったコーディーやどっちつかずのスタンスを示しているマーティー・スカルはどのようにストーリーに絡んでくるのか・・今後の展開に期待です!

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【STRONG STYLE EVOLVED】3月25日 新日本プロレスアメリカ大会開催!

新日本プロレスニュージャパンカップ2018はザック・セイバーJr.の優勝で幕を閉じました。これにより、次回IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへのザックの挑戦が決定しました。内藤、飯伏、SANADA、棚橋を倒しての挑戦ですから、これでレインメーカーが負けては新日本プロレスは全滅ですね、非常に楽しみです!

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さて、新日本プロレスの次のビッグマッチはアメリカ開催!2018年3月25日、カリフォルニア州ロングビーチで行われる「STRONG STYLE EVOLVED」です!新日本プロレスの海外戦略、LA道場も復活し、業界トップのWWEに追いつけ追い越せ?とばかりに、今年も凄いカードが実現します。

飯伏幸太ケニー・オメガゴールデン☆ラヴァーズ VS ヤングバックスをメインに、「スイッチブレイドジェイ・ホワイト VS ハングマン・ペイジのIWGP US戦、当初はレイ・ミステリオが参戦予定でしたが残念ながら欠場となったものの、スペシャシングルマッチとして獣神サンダーライガー VS ウィル・オスプレイが実現するなど、充実のマッチメイクです。レイ・ミステリオは是非、日本で埋め合わせして欲しいですね!田口監督とシングルなんてどうですかね?ライガーと仕切り直しもいいですし、夢が広がりますね。

ニュージャパンカップ優勝のザック・セイバーJr.は鈴木みのると組み、オカダ・カズチカ石井智宏組と対戦します。TAKAみちのくはセコンドに着くのか?アメリカの観客を前にJust tap out !を叫ぶのか?ザックのみならず鈴木みのるレインメーカーとの対戦を口にしていますので、かなり激しい試合になりそうです。その中で石井智宏がどんな自己主張を見せるのか・・

一昔前はアメリカでの試合は日本には報道されない事も多かったので、選手にとっても気分が変わってリフレッシュできたかもしれませんが、ネット配信される現代ではそうもいきませんね。初代タイガーマスクが当時のWWFに遠征した時にはマサ斉藤とのシングルマッチが組まれ、タイガーマスクが勝ったものの日本には報道されなかったという事もありました。ジュニアのタイガーマスクがヘビー級バリバリのマサ斉藤に勝っては大事件ですしね・・

これからのプロレス界はますます世界進出が進み、英語での自己表現が大事になっていきそうです。現在WWEで活躍中の中邑真輔に続く、日本人スーパースターは現れるか?ヤングライオンは英会話を学ぶのがスターへの早道かもしれません(笑)

日本では3月26日(月)9時から新日本プロレスワールドで配信です!なかなかハードなスケジュールですが(笑)PCでスマホタブレットで、できる限り見ようと思います!

NJPW WORLD

BADLANDS / BADLANDS バッドランズ 1ST アルバム

高校生の頃にオジーオズボーンをバンドでカバーしたりしていて、ランディーローズが一番好きなんだけど、妙に気になるのがジェイク・E・リーで。ショット・イン・ザ・ダーク / 暗闇でドッキリ!のリフも斬新な邦題も好きでした。

そんなジェイクが、元ブラックサバスのボーカル、レイ・ギランと、同じく元ブラックサバスでリタ・フォード・バンドにも在籍していたドラムのエリック・シンガー、そしてオーディションで選ばれたベースのグレッグ・チェイソンの4人で組んだのがBADLANDS。1989年当時はMR.BIG、BLUE MURDERといった大物ミュージシャンが集まって結成された、所謂スーパーバンドが多くデビューしましたが、その中でも私はブルーズロック的アプローチのBADLANDSが好きでした。とにかく1曲目のHigh Wireからめちゃくちゃかっこいいです。レッドツェッペリンを彷彿させるギターリフに実力派のハイトーンボーカル、レイ・ギランの声が絡まってまた痺れます。個人的にこの手のボーカルが好きという事もありますが、表現力のある素晴らしいボーカルだと思います。ギランという名前も良いですね、イアン・ギランを思い出します。

時々無性に聞きたくなるけれども手元にCDが無い、そんなアルバムが幾つかありますが、このBADLANDSの1stはまさにそんなアルバムで、今回たまたま中古で見つけて購入しちゃいました。久しぶりに聴いてもやっぱりいいわー。

 

Badlands

Badlands

 

 

 

罪と罰

罪と罰

 

 

Eternal Idol-Deluxe Edition (2cd)

Seventh Star: Deluxe Edition