中邑真輔、ロイヤルランブル優勝!

中邑真輔ロイヤルランブル優勝!快挙、どころではないですね。驚きです。

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これによりレッスルマニアAJスタイルズへの挑戦も決定、新日本プロレスの黄金カードがWWEのリングで再現される事となりました。

中邑選手には史上初の日本人WWEチャンピオンに是非なってもらいたい!過去、WWFの時代にアントニオ猪木氏がボブ・バックランドを破りチャンピオンになった事がありますが、これは正式には認められていないようです。猪木氏をルーツに持つ「キンシャサ」がフィニッシャーの中邑真輔選手、ジンダー・マハル選手との抗争も「タイガージェットシン・猪木のオマージュか?」と一人勝手に中邑選手の戴冠を信じていましたが、レッスルマニアで日本人初のWWE王座戴冠となれば、中邑真輔というスターをWWEがどれだけ大事にしているのかがわかるというものです。願わくば、王者として凱旋、して欲しいなあ・・・

ここのところ勢いを取り戻している新日本プロレスですが、中邑選手、AJスタイルズをはじめWWEへ選手が大量流出、この流れは今も続いています。このままではあの選手も・・・新日本はWWEの二軍になってしまうのだろうか・・・と心配になりますが、現実はちょっと違っているように感じます。新日本の「ストロングスタイル」を経験した選手がWWEに増えていくにつれて、WWEの試合がよりジャパニーズスタイルになっているのです。かつてはハルク・ホーガンのレッグドロップ一発で試合が決まり観衆も喜んでいましたが、今はジョン・シナがファイブナックルシャッフルを落としても、ロマン・レインズがスーパースターパンチを入れても、納得感が薄れているような気がします。他の多くの文化と同じく、アメリカから日本が学んだ「プロレス」も、日本で独自の進化をし、アメリカに逆上陸を果たしている訳です。

現在のWWEには日本で活躍した選手が多く在籍しています。ウィリアム・リーガルやジョン・ローリナイティス(ジョニー・エース)、ダニエル・ブライアンといった現役を退いた背広組も多く、マッチメイクや演出にも日本のプロレスの影響がありそうです。現役で活躍している選手に至っては、クリス・ジェリコライオン・ハート)やフィン・ベイラー(プリンス・デヴィッド)、サモア・ジョー、サミ・ゼイン(エル・ジェネリコ)、前王者のジンダー・マハルは新日本プロレスLA道場の出身で、中邑真輔もLA道場で総合を含む練習をしていた時期があります。こうして見ると、まるで新日本プロレスによる実効支配・・・

世界一位のプロレス団体WWEと二位の新日本プロレス。団体間の選手の移籍もこれからはより活発になっていくでしょう。ここにROHやイギリス、メキシコも加え、トップの選手は世界を股にかけて活躍しています。かつてNWAがアメリカ全土にチャンピオンを派遣していたように、世界規模のプロレス統一機構が生まれ、日本人選手が世界統一チャンピオンになる・・・中邑真輔選手のロイヤルランブル優勝から、そんな事を考えてしまいました。

 

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

 

 

 

SHINSUKE NAKAMURA USA DAYS

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