4月6日発売!Gスピリッツvol.47はジャパンプロレス特集!長州力と谷津嘉章が表紙です

プロレスファン必読、Gスピリッツの最新号はなんと、ジャパンプロレス特集です!

 

 長州小力の出現で「切れてないですよ」のフレーズが一人歩きしたり、滑舌の悪さをいじられたりしている長州力選手、かつては「維新軍」として一世を風靡した事を皆さんはご存じでしょうか。長州をリーダーにアニマル浜口谷津嘉章、キラーカーン、小林邦昭寺西勇、そしてマサ斉藤という「これぞ男!」というメンバーが集まりアントニオ猪木藤波辰巳初代タイガーマスクら当時の新日本プロレス正規軍に喧嘩を売った、所謂反体制のヒーロー達は当時のプロレスファンの心を鷲掴みにしました。ざんばら髪を振り乱してアントニオ猪木藤波辰巳に立ち向かっていく長州力の姿を見て、自分を曲げない、大衆に阿らない男の格好良さに当時のプロレスファン達は自分を重ねて陶酔し、熱狂的に支持しました。あの頃の長州はほんとにかっこよかったなあ・・・そんな長州率いる維新軍はその後、新日本プロレスを飛び出し新たな団体「ジャパンプロレス」を結成、活動の場を全日本プロレスに求め業務提携という形で新たな戦いに身を投じていきます。今回のGスピリッツはそんな「ジャパンプロレス」の特集です!これは買わねば!

ジャパンプロレスは1983年の新日本プロレス興行発足に端を発し、その後の長州力ら維新軍の移籍によって一大勢力となりました。その後のプロレス業界は発展と衰退を繰り返し、現在はブームと言っても過言ではない状況ですが、現在のプロレス界でジャパンプロレスを例えると恐らく、内藤哲也率いる「ロス・インゴブレナブレス・デ・ハポン」が最も近い存在ではないかと思います。

入門以来、常に藤波辰巳の後塵を拝していた長州力が、メキシコ遠征でUWAのタイトルを奪取し帰国後の猪木・藤波とタッグを組んでの6人タッグマッチで藤波辰巳に噛みつき、かの有名な「噛ませ犬」発言!これを機に長州力はスターダムを瞬く間に駆け上がり、長州人気は一気に爆発します。

内藤哲也もくすぶっていた期間が長かったですが、メキシコ遠征で「ロス・インゴベルナブレス」と出会い、帰国後の自由な戦いと発言により現在の爆発的な人気を得る事となりました。ジャパンプロレスを現在のプロレスに例えると、内藤哲也がLIJのメンバーを引き連れて新日本プロレスを脱退し、ライバル団体、例えばWWEにジャンプ、移籍する、というのが最もイメージに近いかもしれません。考えただけでワクワクしますね!

正直、当時の長州力を知るファンとしては、バラエティでいじられている長州力、というのが信じ難く、それほど当時の長州力は圧倒的存在感、アンタッチャブルな存在だった訳です。今回のGスピリッツには残念ながら長州力のインタビューは掲載されていないようですが、最近のプロレスを見てファンになった方々にもこれを機会に長州力を、そして一世を風靡した維新軍を知って頂きたいと思います!

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