昭和のプロレスメジャーリーガー!ケンドー・ナガサキ自伝を読んで

G SPIRITS BOOK Vol.8「ケンドー・ナガサキ自伝」読了!

 ザ・グレート・カブキキラー・カーンに続き、海外系大物日本人レスラーの代表格であるケンドー・ナガサキによる自伝、これがまた最高に面白かったです。

「仕事、金、女・・・世界を渡り歩いた“喧嘩屋”のセメント告白録!」という帯の文句に偽りなし、当時の世界を知るプロレスラーだから話せる話が目白押しです。

今でこそ日本人が海外で活躍する事は珍しくないですが、当時(1970年代以降)のアメリカで日本人が単身、自分の体一つでアメリカ人を向こうに張りのし上がっていく・・こんなに痛快な話があるでしょうか?私は子供の頃からのプロレスファンですが、中でも海外で活躍する日本人レスラーが大好きでした。

特にケンドー・ナガサキは、喧嘩をさせたら最強!という噂があり、実際に40代でバーリトゥードに挑戦するなど、そのたたずまいは神秘的ですらあります。

武藤敬司プエルトリコに呼び込み面倒を見たり、後にSWS旗揚げに深く関わったり、プロレス界の顔役だった事が本書からも読み取れます。

そんなケンドー・ナガサキ、なんと本書発売記念のトークイベントを行ったそうです!知っていれば行きたかった・・!

 当時と同じメイク姿に感動・・しかも!なんと当時を思わせるざんばら髪も披露したそうではないですか!

 プロレスラーとは常人にはできない事を鍛え上げた体で見せる超人である・・これが私の持論なのですが、ケンドー・ナガサキはじめ海外で活躍した日本人レスラー達は私にとってマサに超人なのです。

 この機会に是非、オリエンタルミステリー、ザ・ドリームマシン、ケンドー・ナガサキのキャリアを通して当時のアメリカンプロレスの世界を覗いてみて下さい!

 

ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)

ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)