ALL IN でタイトルマッチ実現!最大のプロレス団体、NWAは現在?2019年に70周年記念大会開催予定、スマパンのビリーコーガンが発表

f:id:joesinfojp:20180903173018j:plainグランジシーンを牽引したバンドの1つ、スマッシングパンプキンズのリードギター/ボーカルのビリー・コーガンが大のプロレスファンであり、TNAなどプロレス団体の運営を手がけている事は何となく知っていましたが、なんとあのNWAを所有していたとは驚きました!

 

 

しかもそのNWAが、2019年10月21日にナッシュビルにて、70周年記念大会を開催するとは!ていうか今の王者って誰?そもそも団体なの?と色々疑問が噴出してきたので調べて見ました。

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そもそもNWAとは1948年にウォータールーのホテルプレジデントで設立された、各地の団体の代表による企業カルテルであり、NWAが認定する世界ヘビー級王者が各団体を回り防衛戦を行うというもので正確には団体ではありませんでした。

ルー・テーズドリー・ファンクJr.、ジャック・ブリスコ、ハーリー・レイス、リック・フレアーといった世界最高峰の王者を多数生み出し、その時々の王者は全米やメキシコ、日本と世界各地の加盟団体を転戦、各地に熱狂と「金の雨」を降らせていました。

しかし、WWE(当時はWWF)の全米侵攻などにより少しづつ衰退し、NWAは当時の影響力を失っていきます。

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ビリー・コーガンは2017年にそんなNWAを購入し、YouTubeで「the ten pounds of gold 」という番組の配信を開始、前王者のティム・ストームとニック・オールディスによるストーリーを展開します。

因みにこの「ten pounds of gold」、NWA の初代ベルトが老朽化した為に新しいベルトを作成、そのお披露目の際に「10ポンドの金を使用した」と発表された為、それ以降のNWAチャンピオンベルトは「テンパウンズオブゴールド」と呼ばれています。

そこに割って入って来たのが新日本プロレスでも活躍している「アメリカン・ナイトメア」Cody!言わずと知れた、元NWA王者のダスティ・ローデスの息子です。

 

もしNWA奪取となると初の親子二代王者となり、1プロレス団体となったとは言えNWA の王者というのはコーディにとっても大きな意味があるはず、しかもその挑戦の舞台は「ALL IN」とお膳立ては整いました。

 

ALL INは新日本プロレスワールドでも配信される事となりましたので、NWA世界ヘビー級選手権試合が新日本プロレスで見られるという、ある意味物凄い事態となった訳です。

一時期、ブルース・サープ社長率いるNWAのチャンピオンとしてダン・スバーンなどが来日していましたし、小島聡選手も実はNWA王者に一度なっていますが、当時のNWAはどうしてもインディーズ団体のイメージが強く、本来の「全世界を鞄一つで飛び回り毎晩のように防衛戦を行い参加した団体を潤わせる」、即ちレインメーカーとしてのイメージは無かったと思います。

コーディ選手が王者となる事によって、ダスティ・ローデスが王者だった時代と繋がり、本来のNWAのイメージが復活し、プロレス界が更に盛り上がる事を期待します!

 

そしてもう一つ、あのスマッシングパンプキンズがある意味新日本プロレスと繋がってしまったという奇跡!

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名曲「1979」にもあるように、1970年代に幼少期を過ごしたビリー率いるスマパンと、1972年に「燃える闘魂アントニオ猪木が設立した新日本プロレス、1979年の40年後である2019年に開催予定のNWA創立70周年記念大会でクロスする可能性は、コーディが戴冠した今、非常に高くなったと言えるのでは!

前王者のニック・オールディスは早速ツイッターでメッセージを送っています。

 2019年10月までどんなストーリーが展開されていくのか、そしてそこにレインメーカーケニー・オメガが絡んでいく事はあるのか・・充分あり得ると思います!